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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻12号

1971年11月発行

今月の表紙

モルヒネを発見したゼルツルナー

著者: 小川鼎三1

所属機関: 1順大医史学

ページ範囲:P.1831 - P.1831

文献概要

 ケシPapaver somniferum L.の青い果実を傷つけて採取するアヘン(阿片,Opium,日本の古い医薬書では阿芙蓉)が痛みどめ,また眠りを催すものとして重要視されたのは甚だ古い起源をもち,バビロニア,エジプトの時代からその事柄がたどられる.
 アヘン学Opiologiaと題する単行本もできている(Otto Zekert編著,1956年刊).その中から2図を借用して表紙に載せた.somniferumという学名が"眠り"を意味し,ドイツ語では,そのケシの種類をSch-lafmohnという.主な産地は今ではペルシア,マケドニア,アフガニスタン,インド,シナとなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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