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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻13号

1971年12月発行

文献概要

診断のポイント

非定型抗酸菌症

著者: 山本正彦1

所属機関: 1名大第1内科

ページ範囲:P.1882 - P.1885

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非定型抗酸菌とは
 非定型抗酸菌症は一般には結核症ときわめてよく類似しており,分離菌が非定型抗酸菌であるとの同定なくしては診断不可能である.したがって非定型抗酸菌という概念を明らかにする必要がある.
 非定型抗酸菌の定義としては"ヒト型結核菌(ウシ型菌を含む)以外の抗酸菌"が現在通説のようである.したがって非定型抗酸菌は実に多数の雑多な抗酸菌の集合名であり,この中には多くの菌種(Species)として確立された菌もふくまれているし,またまだ未分類の菌もふくまれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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