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膠原病と肺—I.全身性エリテマトーデス(SLE)
著者: 萩原忠文1 堀内篤1
所属機関: 1日大内科
ページ範囲:P.1928 - P.1933
文献購入ページに移動 膠原病は全身諸臓器に病変がおよぶことが多いが,その中で肺はもっとも侵されやすい臓器の1つであり,肺病変を初発症状とする場合も少なくない.しかもX線写真で比較的早期からその所見を観察できる利点があるが,膠原病としての他の所見が揃わない限り異常陰影をすぐ膠原病によるものと断定できない場合が多い.
一般に膠原病の胸部X線像のおもなものは,①びまん性間質性肺炎,②肺線維症,③無気肺,④胸水貯溜および⑤心陰影拡大である.これらは単独に,あるいは合併して認められるが,もっとも多いのは①および②であり,両者の混合像も多くみられる.これらの陰影はすべての膠原病に共通しているが,その程度および出現率は,それぞれの疾患によって多少の差がある.
一般に膠原病の胸部X線像のおもなものは,①びまん性間質性肺炎,②肺線維症,③無気肺,④胸水貯溜および⑤心陰影拡大である.これらは単独に,あるいは合併して認められるが,もっとも多いのは①および②であり,両者の混合像も多くみられる.これらの陰影はすべての膠原病に共通しているが,その程度および出現率は,それぞれの疾患によって多少の差がある.
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