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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻13号

1971年12月発行

文献概要

症例

腎臓病および高血圧症患者の妊娠・分娩について

著者: 柴垣昌功1 日野原重明1 伊藤博之2 松岡松男2

所属機関: 1聖路加国際病院内科 2聖路加国際病院産婦人科

ページ範囲:P.1934 - P.1937

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 腎臓病の既往がある婦人,あるいは血圧の高い婦人に,妊娠の継続を許してよいか否かは,臨床家がいつも頭を悩ます問題である.患者にとっても,結婚して子どもを産めるかどうかは,その人の幸不幸に大きく影響する深刻な問題であろう.
 われわれは最近までに,腎臓病および高血圧それぞれ15名の患者について,おのおの20回の妊娠・分娩の経過を観察し,妊娠が血圧および腎機能に与える影響,および,逆に高血圧,腎臓病が妊娠・分娩に与える影響について,内科および産科の立場から検討を加え,妊娠継続の可否について,一応の基準を得たので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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