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肝癌の新しい診断法—α-fetoprotein
著者: 遠藤康夫1 織田敏次1
所属機関: 1東大第1内科
ページ範囲:P.291 - P.294
文献購入ページに移動 原発性肝癌の診断法としては,一般理学的検査法,生化学的検査法,酵素化学的検査法,放射線診断法(シンチグラム,血管造影法)が知られている.
これに加えて近年免疫化学的方法が有力な診断法として注目されてきている.α-fetoproteinを用いる方法がそれである.胎児血中に存在するこのα-fetoproteinとよばれる胎児特異性蛋白が,原発性肝癌患者の血中に特異的かつ高率に出現する事実が発見され,有力な診断法となってきている.
これに加えて近年免疫化学的方法が有力な診断法として注目されてきている.α-fetoproteinを用いる方法がそれである.胎児血中に存在するこのα-fetoproteinとよばれる胎児特異性蛋白が,原発性肝癌患者の血中に特異的かつ高率に出現する事実が発見され,有力な診断法となってきている.
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