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診断のポイント
たまたま蛋白尿が見つかったとき
著者: 白井洸1
所属機関: 1九大・第3内科
ページ範囲:P.295 - P.299
文献購入ページに移動 蛋白尿の出現する腎の病態生理については必ずしも完全に解明されていないが,現在,一般に蛋白尿は最も重要な腎疾患の徴候であると考えられており,実際の診療では蛋白尿を認めるだけで腎疾患と診断されている場合が多い.さらに近年は尿の検査が病院や診療所に訪れた患者のみならず、入社試験や入学時の身体検査のさいに行なわれる頻度が増してきているので,本題の“偶然蛋白尿を発見する”機会が多くなってきつつある.そのため腎疾患が早期発見される利点もあるが,反対に蛋白尿があるために不当な制約を強制されたりする結果も出てきている.
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