文献詳細
文献概要
日本人の病気
閉塞性肺疾患
著者: 安武敏明1
所属機関: 1熊大第1内科
ページ範囲:P.320 - P.321
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治療医学の進歩等による高年齢人口の増加,さらに大気汚染の呼吸器に及ぼす慢性の影響としてここ数年来慢性の閉塞性肺疾患が注目をあびてきている.
慢性気管支炎,気管支喘息,肺気腫がその代表としてあげられるが,一般に慢性気管支炎は咳嗽,喀痰の発現により,喘息は喘鳴,呼吸困難の発作によって臨床的,生理的に,肺気腫は終末気管支より末梢の解剖学的変化として病理解剖学的に定義されているので,その間に明確な分離がなされてなく,互いに一部が重なり合っている.
治療医学の進歩等による高年齢人口の増加,さらに大気汚染の呼吸器に及ぼす慢性の影響としてここ数年来慢性の閉塞性肺疾患が注目をあびてきている.
慢性気管支炎,気管支喘息,肺気腫がその代表としてあげられるが,一般に慢性気管支炎は咳嗽,喀痰の発現により,喘息は喘鳴,呼吸困難の発作によって臨床的,生理的に,肺気腫は終末気管支より末梢の解剖学的変化として病理解剖学的に定義されているので,その間に明確な分離がなされてなく,互いに一部が重なり合っている.
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