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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻3号

1971年03月発行

文献概要

グラフ

胆石の種々相

著者: 斎藤達雄1 青山文七1 竹中清次1

所属機関: 1日医大放射線科

ページ範囲:P.335 - P.341

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 剖検による胆石発見率は3-5%位のようであるが,周知の如く,胆石はコレステリン系結石,ビリルビン系結石およびその他の極く稀な結石とに分けられる.その大きさは砂状のものから鶏卵大におよび,数も1個から数千個にまでおよぶものがある.最近わが国の胆石も西欧のそれの如くコレステリン系の比率が増加している.
 胆嚢も,胆汁も周囲臓器とX線濃度は変わらないから単純X線像ではほとんど認められないが,胆石(稀に胆嚢壁にも)に石灰沈着が著明に起こると,これを単純撮影で認めることができる.また,胆汁の中に岩酸石灰が高濃度に分離してくると,胆汁は液状のままでも単純撮影に認められるようになる(石灰胆汁乳).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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