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全国教室めぐり
循環器病学を中心とした教室—札幌医大・第2内科
著者: 藤瀬幸保1
所属機関: 1札幌医大第2内科
ページ範囲:P.367 - P.367
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宮原教授が東大冲中内科より講師として前教授滝本庄蔵先生の主宰する当内科に赴任されたのは,昭和29年9月であった.宮原先生は当時まだ北海道では未開拓の分野であった循環器内科を専攻され,昭和36年滝本名誉教授の退任に伴い教授に昇格.ここに循環器学を主たる専攻とする内科学教室が誕生した.以来,宮原教授の強い熱意と指導力により当教室の基礎は着々と固まり,北海道はもちろん,全国でも有数の循環器内科としての地位を確保した.現在では北海道内各地の循環器内科専攻医師の招請に応じきれない状況である.この間十余年講座の独立,最近では学園紛争などの数々の波はあったが,教授の学問に対する真摯な態度と熱意,患者第一の診療態度,口下手といえるほどの正直な性格といった魅力で乗り切られ,教育・研究・診療に教室員全員がはげんでいる.
宮原教授が東大冲中内科より講師として前教授滝本庄蔵先生の主宰する当内科に赴任されたのは,昭和29年9月であった.宮原先生は当時まだ北海道では未開拓の分野であった循環器内科を専攻され,昭和36年滝本名誉教授の退任に伴い教授に昇格.ここに循環器学を主たる専攻とする内科学教室が誕生した.以来,宮原教授の強い熱意と指導力により当教室の基礎は着々と固まり,北海道はもちろん,全国でも有数の循環器内科としての地位を確保した.現在では北海道内各地の循環器内科専攻医師の招請に応じきれない状況である.この間十余年講座の独立,最近では学園紛争などの数々の波はあったが,教授の学問に対する真摯な態度と熱意,患者第一の診療態度,口下手といえるほどの正直な性格といった魅力で乗り切られ,教育・研究・診療に教室員全員がはげんでいる.
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