文献詳細
文献概要
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Current Abstracts
著者: 浦田卓
所属機関:
ページ範囲:P.380 - P.381
文献購入ページに移動気管支喘息に由来する死亡
1935年から1963年にかけてピッツバーグの小児病院へ入院した患児のうち,喘息の占める割合は2%で,1964年から1968年にかけてのそれは6%であった.この33年間に9名の患児が喘息で死亡したが,その平均年齢は,5.5歳であった.剖検の結果,患児8名のうちその4名に呼吸器感染の証拠があり,15歳のある患児には高度の肺線維症と肺硬塞の証拠がみつかった.
内科的治療を検討してみたが,アミノフィリンを過剰に使用していたものが3例あり,鎮静剤を過度に使用していたものが別に3例あった.死亡例のなかには最終入院前に長期にわたるステロイド療法をうけていた患児は,1人もいなかった.
1935年から1963年にかけてピッツバーグの小児病院へ入院した患児のうち,喘息の占める割合は2%で,1964年から1968年にかけてのそれは6%であった.この33年間に9名の患児が喘息で死亡したが,その平均年齢は,5.5歳であった.剖検の結果,患児8名のうちその4名に呼吸器感染の証拠があり,15歳のある患児には高度の肺線維症と肺硬塞の証拠がみつかった.
内科的治療を検討してみたが,アミノフィリンを過剰に使用していたものが3例あり,鎮静剤を過度に使用していたものが別に3例あった.死亡例のなかには最終入院前に長期にわたるステロイド療法をうけていた患児は,1人もいなかった.
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