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診断のポイント
意識障害の診かた—経験例をもとにして
著者: 本多虔夫1
所属機関: 1横浜市民病院・内科
ページ範囲:P.431 - P.433
文献購入ページに移動臨床家にとって,病歴と理学検査physical examinationは正しい診断に達する出発点として非常に重要である.しかし患者に意識障害がある時には,十分に,信頼できる病歴を得ることが困難であることが多い.このような場合には,当然の結果として,より正確なphysical examinationを行なうことが要求される.ところが,意識障害患者は一般患者よりも非協力的であり,必ずしも一般患者と同様に診ていくことはできない.このような困難に直面し,さらに意識障害という重篤な症状におびやかされて,あわてないためにも,意識障害の診かたに精通することは重要なことであると思う.
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