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グラフ
経口的大腸迅速造影法
著者: 恵畑欣一1 山中延元1 浅川裕三2 森弘3
所属機関: 1日医大放射線医学教室 2伊豆逓信病院放射線科 3電々公社東京健康管理所放射線科
ページ範囲:P.468 - P.473
文献購入ページに移動胃X線撮影後30-45分で小腸一般検査を施行したのち,メトクロプラマイドシロップ(プリンペランシロップ)20ml(適宜増減)を服用して60分あるいは120分(直腸までの時は180分)撮影を行なう.小腸検査をしないで大腸検査をする時は胃検査後右下側位を取らせてから服用させるとよい.浣腸などの前処置は,スクリーニング,集団検診の時は施行しなくてもよいが,精検の場合には胃検査前1-2時間に浣腸したほうがよい.精検のためには更に二重造影法に発展することも可能であり,実地医家には精度の高いスクリーニング方式として簡単容易であり,集団検診にも実際に応用されている.
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