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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻4号

1971年04月発行

文献概要

グラフ

経口的大腸迅速造影法

著者: 恵畑欣一1 山中延元1 浅川裕三2 森弘3

所属機関: 1日医大放射線医学教室 2伊豆逓信病院放射線科 3電々公社東京健康管理所放射線科

ページ範囲:P.468 - P.473

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 大腸X線検査法は,経囗的方法でその機能的変化を,注腸法によって器質的診断をというのが原則ではあろうが,薬理X線検査法を用いると経口法によっても器質的診断がほぼ可能となる1)
 胃X線撮影後30-45分で小腸一般検査を施行したのち,メトクロプラマイドシロップ(プリンペランシロップ)20ml(適宜増減)を服用して60分あるいは120分(直腸までの時は180分)撮影を行なう.小腸検査をしないで大腸検査をする時は胃検査後右下側位を取らせてから服用させるとよい.浣腸などの前処置は,スクリーニング,集団検診の時は施行しなくてもよいが,精検の場合には胃検査前1-2時間に浣腸したほうがよい.精検のためには更に二重造影法に発展することも可能であり,実地医家には精度の高いスクリーニング方式として簡単容易であり,集団検診にも実際に応用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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