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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻5号

1971年05月発行

文献概要

内科医のための小児診療の手引き

泣きやまない乳児

著者: 小出亮1

所属機関: 1国立小児病院内科

ページ範囲:P.600 - P.601

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まず診断にあたって
 外来にかけ込んでくる母親は,「赤ん坊が泣いてばかりいる」という訴えをする.それは,泣き出すと,なかなか泣きやまないことなのか,頻回に泣くことなのか,全く笑い顔を見せないのか,一体普段とどんな風にちがっているのかを問い正さなければ本態はつかめない.
 啼泣という現象を症状と決めてしまうと混乱することが多い.それには母親のペースにまき込まれないようにしなければならない.常日頃,その母親の性格を知っておくことも乳児診療の上では大事なことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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