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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻5号

1971年05月発行

文献概要

グラフ

甲状腺の石灰沈着—頸部のX線像

著者: 伊藤国彦1

所属機関: 1伊藤病院

ページ範囲:P.610 - P.613

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 甲状腺に発生する腫瘍は,そのほとんどが良性のアデノームか悪性の癌である.甲状腺癌が発育し,腫瘍そのものが悪性腫瘍に特有な型状を呈してきたり,あるいは所属リンパ節の転移が明らかに触れるようになれば,その診断はおのずから容易であるが,比較的初期のものでは良性のアデノームとの鑑別は必ずしも容易でない.甲状腺腫瘍の性質を知るためには,もちろん触診が最も重要な診断法であるが,補助診断法として甲状腺シンチグラム,超音波診断,そしてここに述べる頸部のX線写真が一般に使用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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