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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻6号

1971年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方 ●身体所見のとらえ方 VII.腹部

1.内科の立場から

著者: 安部井徹1

所属機関: 1東邦大第2内科

ページ範囲:P.804 - P.814

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腹部の視診
 視診上の注意 長いゴムの聴診器に象徴されるように,わが国の診察態度には,患者と医師との間に常に一定の距離がある.そしてわが国の医師は,従来患者の細かな所見よりも全体から受ける漠然とした印象から疾病を洞察するという方に重点が置かれていたように感ぜられる.
 患者を診るには,一定の距離を置いて全体を把えることも大切である.しかしまた同時に患者を色々に動かして観ることも大切であり,医師もまた患者のまわりを歩き回って観察せねばならない.診る角度や光線のあて具合も工夫立なければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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