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臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●身体所見のとらえ方 VIII.腰背部
文献概要
腰背部の理学的診察は一定の順序に従った系統的な診察が,患者に与える苦痛も少なく,かつ見落としなく,正しく患者の状態をつかむうえでたいせつである.患者の訴えは,①変形または腫瘤,②疼痛や機能障害,のいずれか,あるいはその両者であるが,理学所見は,主として問診によって得られる患者の自覚症状と相まって,はじめて正確な診断への手掛かりを与えてくれるものであることを銘記すべきである.
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