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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻6号

1971年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方 ●身体所見のとらえ方 IX.陰部とその周辺

3.直腸・肛門—B.肛門

著者: 隅越幸男1

所属機関: 1社会保険中央病院外科部

ページ範囲:P.847 - P.849

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 肛門疾患ではその頻度からいって,痔核,痔瘻,裂肛が圧倒的に多い,これらを如何に正しく診断するかは,簡単なようで難かしい.とくに内科医は肛門部の診察を敬遠しがちであるため,早く発見して処置すべきものが遅れたり,またたいした所見のないものが依頼されてくることもある.
 まず問診でおよそ見当がつく.それは愁訴である出血,疼痛,腫脹,脱出などの組合わせによって患者をみないで80パーセント以上診断がつくものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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