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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻6号

1971年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方 ●小児の身体所見のとらえ方 XXII.発疹・黄疸・浮腫

2.黄疸

著者: 山下文雄1

所属機関: 1久大小児科

ページ範囲:P.966 - P.968

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 小児の黄疸は,①発症の年齢と,②黄疸(血清ビリルビン)の型(直接ビリルビンが主なものか,間接ビリルビンが主なものか),を考えながら診察をすすめてゆく(表1).
 黄疸の出現は幼児以上では,角膜の黄染で確認されるが,乳児,とくに新生児では皮膚で気づくのがふつうである.黄疸の確認は,自然光か,昼光色の螢光灯のもとで行なう.新生児では血清ビリルビンが5mg/dlを,年長児では2mg/dlを越したら黄疸として気づかれる(黄疸とまちがえられやすいものは柑皮症で,手のひら,足のうら,鼻・口唇溝に着色が強い.思春期児の鉄欠乏性貧血は萎黄病というように黄色調の皮膚となる).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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