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診断のポイント
LAPの臨床的意義
著者: 鈴木宏1
所属機関: 1東大・第1内科
ページ範囲:P.1052 - P.1055
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Leucine aminopeptidase(LAP)は,1958年RutenburgらがL-leucy1-ß-naphthylamideを基質とするLAPが,膵癌患者において特異的に上昇することを認めて以来,臨床的に注目されるようになったものである.しかし,その後,この酵素は肝,胆道疾患とくに閉塞性黄疸および限局性肝障害において血清中に著明な上昇が認められ,膵癌に対する特異性は否定され,血清alkaline phosphatase(Al-P)にまさる価値があることについては疑問視されている.なお1957年FleisherらがL-leucylglycineを基質として用いたLAPは閉塞性黄疸よりも肝炎などの肝細胞障害に著明に上昇することを認めているが,このLAPについては現在ほとんど行われていないので,ここでは省略する.
Leucine aminopeptidase(LAP)は,1958年RutenburgらがL-leucy1-ß-naphthylamideを基質とするLAPが,膵癌患者において特異的に上昇することを認めて以来,臨床的に注目されるようになったものである.しかし,その後,この酵素は肝,胆道疾患とくに閉塞性黄疸および限局性肝障害において血清中に著明な上昇が認められ,膵癌に対する特異性は否定され,血清alkaline phosphatase(Al-P)にまさる価値があることについては疑問視されている.なお1957年FleisherらがL-leucylglycineを基質として用いたLAPは閉塞性黄疸よりも肝炎などの肝細胞障害に著明に上昇することを認めているが,このLAPについては現在ほとんど行われていないので,ここでは省略する.
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