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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻7号

1971年06月発行

文献概要

治療のポイント

糖質と動脈硬化

著者: 五島雄一郎1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.1060 - P.1062

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 血中脂質のうちトリグリセライド(中性脂肪)の測定が行なわれるようになり,これが冠動脈疾患と関連があることがAlbrinkらによって発表されて以来,トリグリセライドと冠動脈疾患との関連をしらべた成績がしだいに数をましてきた.その後トリグリセライド代謝がしだいに明らかにされるに及び,糖質ことに砂糖摂取と血中トリグリセライド濃度とが相関することが明らかとなり,高コレステロール血症とともに高トリグリセライド血症が心筋硬塞の発症の危険因子となりうることも明らかにされてきている.
 そこで糖質と動脈硬化について簡単に述べ,臨床の具体例について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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