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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻7号

1971年06月発行

文献概要

治療のポイント

老年者の輸液

著者: 飯田喜俊12

所属機関: 1淀川キリスト教病院内科 2阪市大

ページ範囲:P.1066 - P.1068

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 老年者に輸液を行なうとき最も大きい問題となるのは,これらにおいてはストレスや感染症などに対する抵抗力が弱くなり,心・肺・腎・内分泌などの機能も低下し,通常はさほど問題とならぬ程度の量・スピードの輸液によっても過剰負担になったり,あるいは反対に量が不足することによって容易に体液の異常をきたしやすくなることである.老年者においては細胞内液量の減少と全体K量の減少がみられる.また,輸液の安全限界がせまくなることが多いので,これらに注意して輸液を行なわなければ医原性の症状をきたすことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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