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診断のポイント
全身性エリテマトーデスの心所見
著者: 細田瑳一1
所属機関: 1東京女子医大心研内科
ページ範囲:P.42 - P.45
文献購入ページに移動SLEの心所見を考えるとき
全身性エリテマトーデス(SLE)は,典型的な皮膚所見を呈する疾患としてでなく,全身の各種臓器に血管病変を主体とする多彩な病変を起こす内科的疾患として認識されるようになってきており,LE細胞,腎生検所見,抗核抗体,さらに最近では抗DNA抗体などの値から診断される疾患単位である1),2).その心所見を考える場合,
1)SLEの診断は既についていて,SLEの部分症状として心所見を検討しながら治療を行なう場合,
全身性エリテマトーデス(SLE)は,典型的な皮膚所見を呈する疾患としてでなく,全身の各種臓器に血管病変を主体とする多彩な病変を起こす内科的疾患として認識されるようになってきており,LE細胞,腎生検所見,抗核抗体,さらに最近では抗DNA抗体などの値から診断される疾患単位である1),2).その心所見を考える場合,
1)SLEの診断は既についていて,SLEの部分症状として心所見を検討しながら治療を行なう場合,
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