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症例
高浸透圧性非ケトン血性糖尿病昏睡
著者: 塩路隆治1
所属機関: 1東北大・鳥飼内科
ページ範囲:P.2009 - P.2013
文献購入ページに移動 ケトーシスを示さない糖尿病昏睡患者の存在は,古くからの記載に認められていたところである.しかしこのような糖尿病昏睡例とケトアシドーシス例との間に,臨床像の差異が問題視されるようになったのは,1957年,Sament and Schwartz1)の報告以後のことである.ケトーシスを示さない糖尿病昏睡例は,一般に著明な高浸透圧血を伴っている.最近,一般の糖尿病性ケトアシドーシスにおいても,昏睡の原因として,高浸透圧血が重視されるようになったことは興味深いことである.
本誌編集部の依頼により,本文では以前に簡単に紹介した一症例3)を中心として,解説を試みた.
本誌編集部の依頼により,本文では以前に簡単に紹介した一症例3)を中心として,解説を試みた.
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