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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻12号

1972年11月発行

文献概要

カラーグラフ グラフ

閉塞性肺疾患への新しいアプローチ―I.内視鏡によるアプローチ/II.選択的肺胞—気管支造影法によるアプローチ

著者: 滝沢敬夫1 藤本隆逸1 川上雅彦1 中村俊夫1

所属機関: 1東北大・第1内科

ページ範囲:P.2149 - P.2155

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 閉塞性肺疾患は肺機能検査上指摘される気道閉塞を主体として枠づけられた概念であり,一般には肺気腫,慢性気管支炎(喘息)などが含まれている.すなわち近年における呼吸生理のめざましい進歩を背景として登場した疾患であり,それだけに疾病病態の本態を把えにくい点が少なくないが,近年気管支内視鏡検査の長足の進歩と,中村,星野らによって開発された選択的肺胞一気管支造影によって臨床形態学の面からも閉塞性肺疾患の病態をある程度解析することができるようになった.ここでは筆者らの経験を主体にこれら2つの方法によるアプローチについてふれるが,紙数の関係上,要点のみを記すにとどめる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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