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疫学
慢性気管支炎
著者: 常俊義三1
所属機関: 1大阪府立成人病センター調査部
ページ範囲:P.2168 - P.2169
文献購入ページに移動 現在,わが国では慢性気管支炎は大気汚染の人体影響の指標のように取り扱われているが,本疾患は予後の面からも軽視されるべきものではない.このことは,本疾患が19世紀後半より英国で国民病として重視されてきた背景に,本疾患による休業率の増加,労働力の低下という問題があり,これが本疾患を1つの社会問題として浮び上がらせたことからもうかがえる.
また,本疾患の発病因子としては,細菌感染,大気汚染,素因,煙草など種々の因子があげられているが,基本的には肺の防衛機能の破壊1)を引き起こす因子が主たる因子であると考えられる.
また,本疾患の発病因子としては,細菌感染,大気汚染,素因,煙草など種々の因子があげられているが,基本的には肺の防衛機能の破壊1)を引き起こす因子が主たる因子であると考えられる.
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