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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻2号

1972年02月発行

文献概要

治療のポイント

パーキンソニズムの薬物療法—特にL-Dopa療法について

著者: 井上尚英1

所属機関: 1九大脳研神経内科

ページ範囲:P.191 - P.195

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L-Dopaの登場
 1817年James Parkinson1)がshaking palsy と題してパーキンソニズムの詳細な臨床記載を行なって以来,約1世紀半をへたが,パーキンソニズムの病態生理学ならびに治療の面では近年着実な進歩がみられる.
 特に治療については,アトロピンやスコポラミンなどの天然アルカロイド製剤に始まり,Artaneなどの合成副交感神経抑制剤,更には定位脳手術の開発などさまざまな手段が駆使されてきたが,本症の治療としてはなお不十分であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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