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新しい検査技術
オーストラリア抗原
著者: 村上省三1
所属機関: 1女子医大輸血部
ページ範囲:P.222 - P.223
文献購入ページに移動1964年Blumbergはオーストラリア原住民の血清の中に1つの抗原を発見し,オーストラリア抗原と命名した.この抗原ははじめは遺伝形質の1つと考えられていたが,その後白血病,Hansen氏病,Down症候群(ことに施設に収容されたものに)やウイルス性肝炎などに特に高い頻度で検出されることがわかり,むしろある種の疾患に関連するものとされるにいたり,ここにこれら疾患に共通の因子としての肝炎との関係が注目されるにいたった.
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