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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻2号

1972年02月発行

文献概要

新しい検査技術

オーストラリア抗原

著者: 村上省三1

所属機関: 1女子医大輸血部

ページ範囲:P.222 - P.223

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オーストラリア抗原とは
 1964年Blumbergはオーストラリア原住民の血清の中に1つの抗原を発見し,オーストラリア抗原と命名した.この抗原ははじめは遺伝形質の1つと考えられていたが,その後白血病,Hansen氏病,Down症候群(ことに施設に収容されたものに)やウイルス性肝炎などに特に高い頻度で検出されることがわかり,むしろある種の疾患に関連するものとされるにいたり,ここにこれら疾患に共通の因子としての肝炎との関係が注目されるにいたった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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