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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻3号

1972年03月発行

文献概要

グラフ

じん肺のX線像

著者: 中島重徳1

所属機関: 1日大第1内科

ページ範囲:P.344 - P.349

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 じん肺は,その歴史は古いが,最近,産業の発達とともに,種々の無機および有機じんの大気内への排出が増加し,その原因粉じんの種類も増加している,主なじん肺の種類は表1のごとくである.
 じん肺のX線像を理解するには,じん肺の病理像を把握しておかねばならないが,佐野は,肺の病理像をリンパ型(大結節型)と肺胞型(小結節型)に分け,リンパ型は,nodularまたはmicrono-dularであり,肺胞型はpunctiformまたはlinear markingとしている.結節の大きさ,線維化,局所肺気腫および融合の程度などによって陰影も変化してくる.わが国のじん肺法のX線型分類は表2に示すごとくである.ここでは2,3の症例を中心に供覧する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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