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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻3号

1972年03月発行

文献概要

読後随想

—断絶の時代 P. F. ドラッカー,林雄二郎訳 悪魔の辞典 Ambrois Bierce,西川正身選訳—知識とは何か—持続の問題(その1)

著者: 長洲光太郎1

所属機関: 1関東逓信病院外科

ページ範囲:P.415 - P.417

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1.暗記は知識であるか?
 いわば保健サービスを業とするわれわれ医者から見ると,次に引用するドラッカーの文の前半は合点のゆかぬ点があるが,それだからといって彼の言がすべてこれ荒唐無稽のざれ言だとは言いきれまい.括弧内は私が補足した.
 「製薬産業はこの30年間に薬の用法をほとんど変えてしまった.新薬のおかげで健康管理というものは,マーケットでの最善の買物となり……—(社会か会社が買手という意味なのであろう)—保健サービスとその財源調達とはいずこにおいても政府の(利益を約束する最大の)関心事となってきたわけである.(それにしては政府の投資は貧弱だと言わざるをえないが.)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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