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山積する検討課題—厚生省スモン調査研究協議会の「キノフォルム見解」をめぐって
著者: 石川哲1
所属機関: 1北里大眼科
ページ範囲:P.451 - P.451
文献購入ページに移動それまではいくつかの学説が出現しては衰微するといったことがくり返された.筆者も昨年までこの研究協議会に加わっていたので,今回この時評を書けと依頼されたに違いないので,あくまで私個人の印象ということをあらかじめお断わりして,私見を中心に紹介してみたい.
世界的注視の中で 本症は現在患者の会が結成され,国と製薬会社を相手に裁判を起こしている最中であり,その規模の大きさはマンモス化し,おそらく世界中の学者達もこのなりゆきを見守ることであるに違いない.従って日本の今回の報告書も世界中の学者に追試をされるであろうから,その内容はそれに耐えなければならない.スモンの主要症状として
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