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免疫学入門・4
IV.免疫とアレルギー
著者: 鈴木秀郎1
所属機関: 1東大第1内科
ページ範囲:P.531 - P.535
文献購入ページに移動1.ふたたび免疫とアレルギー
この講座の初めに述べたように,抗原抗体反応の生体におよぼす結果のうち,生体に有利な現象を免疫といい,不利な現象をアレルギーという.この2つの現象はみかけ上かなり異なる印象を与えるが,恐らく同一反応の2つの面と考えられる.
これら2つの現象のうち生体にとって有利なもの,すなわち免疫現象は,本来外来抗原とくに病原体に対する防禦機構として作用するものである.病原体に対する防禦機構には,病原体の如何を問わず作動するもの,すなわち非特異的防禦機構と,ある特定の病原体に対して作動するもの,すなわち特異的防禦機構とがあり,後者がすなわち免疫である.
この講座の初めに述べたように,抗原抗体反応の生体におよぼす結果のうち,生体に有利な現象を免疫といい,不利な現象をアレルギーという.この2つの現象はみかけ上かなり異なる印象を与えるが,恐らく同一反応の2つの面と考えられる.
これら2つの現象のうち生体にとって有利なもの,すなわち免疫現象は,本来外来抗原とくに病原体に対する防禦機構として作用するものである.病原体に対する防禦機構には,病原体の如何を問わず作動するもの,すなわち非特異的防禦機構と,ある特定の病原体に対して作動するもの,すなわち特異的防禦機構とがあり,後者がすなわち免疫である.
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