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病理夜話
ノイローゼ(その4)
著者: 金子仁12
所属機関: 1日本医大 2日本医大老研基礎部
ページ範囲:P.701 - P.701
文献購入ページに移動 退院をする時,1カ月位静養するようにと主治医にいわれ,2カ月ぶりで自宅に帰ったが,ますますいけない.子供のランドセルが目につく.幼稚園の帽子がそばにある.
肝膿瘍か,胆管癌か,死の影はいつもチラツク.静養どころではない.顕微鏡を見ている方が落着くだろうと考えて,翌日から病院へ出勤することにした.出勤といっても午前中だけで,午後は自宅の2階で寝ている毎日である.
肝膿瘍か,胆管癌か,死の影はいつもチラツク.静養どころではない.顕微鏡を見ている方が落着くだろうと考えて,翌日から病院へ出勤することにした.出勤といっても午前中だけで,午後は自宅の2階で寝ている毎日である.
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