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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

I.循環器系 1.心臓病の自覚的症状

頻脈について—発作性の頻拍症(頻脈)に内科医の必ずすべき手段

著者: 日野原重明1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.857 - P.860

文献概要

 頻脈の患者を診察した時,何が頻脈をひき起こしているかを判断しないで,すぐ強心剤などを注射することは,発熱患者の原因を追求しないで,解熱剤を注射することと同様に誠に無責任な治療である.
 それは治療とはいえない.というのは,頻脈にジギタリスや強心利尿剤を注射して急死させたり,苦悶状態に陥れさせたりすることが少なくないからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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