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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント II.呼吸器系 6.特殊な肺感染症

粟粒結核

著者: 鈴木弘造12

所属機関: 1東京歯科大 2東京歯科大市川病院内科

ページ範囲:P.979 - P.981

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 粟粒結核症は周知のように結核菌の血行性播種によって惹起される疾病であり,成人の羅患率は低いといわれているが,青年期,壮年期においても時に遭遇する機会のある疾患である.臨床的に木症の大多数を占める急性型は,著明な発熱を中心とする臨床症状を呈するとともに,特異な胸部X線像を示すものであり,その診断は容易なものと考えられがちであるが,多忙な実地医家にとっては,胸部X線検査を怠った場合には本症をほかの急性感染症と誤診したり,あるいは早期にその診断を確定することが困難な場合のあることが想像される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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