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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント II.呼吸器系 6.特殊な肺感染症

非定型抗酸菌症

著者: 山本正彦1

所属機関: 1名大・第1内科

ページ範囲:P.988 - P.991

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非定型抗酸菌とは
 非定型抗酸菌症は一般には結核症ときわめてよく類似しており,分離菌が非定型抗酸菌であるとの同定なくしては診断不可能である.したがって非定型抗酸菌という概念を明らかにする必要がある.
 非定型抗酸菌の定義としては"ヒト型結核菌(ウシ型菌を含む)以外の抗酸菌"が現在通説のようである.したがって,非定型抗酸菌は実に多数の雑多な抗酸菌の集合名であり,この中には多くの菌種(Species)として確立された菌もふくまれているし,いまだ未分類の菌もふくまれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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