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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

IV.肝・胆・膵 1.主な肝機能検査

血清トランスアミナーゼ

著者: 上野幸久1

所属機関: 1三宿病院

ページ範囲:P.1068 - P.1070

文献概要

はじめに
 血清のトランスアミナーゼ(以下TAと略す)のうちグルタミン酸焦性ブドウ酸トランスアミナーゼ(以下GP-Tと略す)は肝疾患において特異的に上昇し,グルタミン酸オキザロ醋酸トランスアミナーゼ(以下GO-Tと略す)は心疾患および肝疾患においていちじるしく上昇する.これらの酵素活性の増加は肝細胞または心筋の傷害を直接あらわしており,きわめて鋭敏であり,肝および心疾患の診断にはなくてはならない検査法の一つである.その活性は通常Karmen単位であらわされるが,正常値はGP-T 30単位,GO-T 40単位以下である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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