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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント V.内分泌系 1.甲状腺疾患の診かた

トリオソルブとテトラソルブ—測定の意義

著者: 熊原雄一12

所属機関: 1阪大 2阪大中検部

ページ範囲:P.1148 - P.1152

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トリオソルブ,テトラソルブとは
 トリオソルブとテトラソルブはいずれも商品名である.トリオソルブは131I-triiodothyronine(T3)レジン摂取法(131I-T3RU)の1つであり,テトラソルブは,thyroxine binding globulin(TBG)なる特異結合蛋白を利用してthyroxine(T4)を測定するcompetitive protein binding analysis(競合蛋白結合を用いる分析法)の1つである.
 131I-T3レジン摂取法を用いるものには,最近スポンジに代わってストリップを用いるレゾマット-T3やSephadexを使ったトリリュウトやサイオパック-3なども出ている.また後者競合結合を利用する方法で,血中T4を測定するキットとしてはレゾマット-T4やテトラリュウトなどがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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