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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント V.内分泌系 2.下垂体副腎系疾患の診かた

下垂体疾患

著者: 入江実1

所属機関: 1東邦大第1内科

ページ範囲:P.1152 - P.1154

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一般的な考えかた
 内分泌疾患の診断について考えるさいもっとも重要なことは,ある内分泌腺に関してどのようなホルモンが分泌され,またそれがいかなる作用をもっているかについて知ることである.疾患として一般的にいえることは,ホルモンの分泌過剰による場合すなわちhyperの場合と,逆にホルモンの分泌がなくなるか不足するかの状態すなわちhypoの状態とがありうるということである.臨床的にはそれぞれそのホルモンのもつ作用が誇張され,また欠落したための変化が現われるが,ホルモンの種類によって分泌過剰を起こしやすいものと分泌低下を起こしやすいものとがあることも知られている.
 下垂体疾患の場合について上述の点につき考慮してみるとまず今日知られている分泌ホルモンとしては,前葉からの

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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