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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VII.神経糸 2.しびれの見分け方

しびれ

著者: 佐々木智也1

所属機関: 1東大物療内科

ページ範囲:P.1225 - P.1226

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しびれに対応する症状の範囲
 "しびれ"とは本来の学術語ではないので,患者が主訴としてこの言葉を使用している場合に,臨床家はどのように考えるべきかを述べたい.
 日本語は語いも豊富で美しい言葉ではあるが,きわめて漠とした内容の単語が多い.ここにとり上げた"しびれ"はその代表的なもので,自覚的身体異常の表現としてきわめて多くの面をもっている.私が入局した当時,患者が"しびれ"があると訴えたら,その訴えを無理に個々の症状にあてはめず,Schibiregefühlと記録し,その次にその内容を分析的に聞け,といわれたことを思い出す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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