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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

VII.神経糸 2.しびれの見分け方

半身のしびれ

著者: 亀山正邦12

所属機関: 1東京都養育院付属病院 2東大

ページ範囲:P.1226 - P.1229

文献概要

しびれの意味と内容
 半身の"しびれ"を訴える患者は,かならずしも少なくない,しかし"しびれ"は,あくまでも主観症状であり,その訴えの内容・程度は,個々の患者によって多種多様である.したがって,"しびれ"がなにを意味し,どのような内容をもつものであるかを,まず規定する必要がある.
 "しびれ"には,知覚障害を示す場合,運動障害を示す場合,また,両者を共に示す場合がある.知覚障害の場合にも,知覚鈍麻のこともあり,知覚過敏のこともあり,また,異常知覚を伴っていることもある.このさい,記載はなるべく具体的にする必要がある.たとえば,ヒリヒリする,電気をかけられた感じである,湯に手をつけても熱さを感じない,やけるように痛む,チクチク痛む,長く坐ったあとのようなしびれ感である,などと記載しておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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