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特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VII.神経糸 3.症状からなにを考えるか
複視
著者: 祖父江逸郎1
所属機関: 1名大・第1内科
ページ範囲:P.1235 - P.1237
文献購入ページに移動複視というのは,1つのものがはっきりと2つに見えるということで,症状としては単純・明解であるにもかかわらず,実際の臨床ではあんがい不明瞭なことが多く,患者の訴えが果たして複視であるかどうか,つかみにくいこともかなりある.輪郭のぼやけ,ぼんやり見えることと混同して訴えることがあり,また物が揺れてみえることを複視として訴えていることもある.
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