icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VII.神経糸 4.言語障害の診かた

構音障害

著者: 神山五郎1

所属機関: 1大阪教育大言語障害児教育学

ページ範囲:P.1237 - P.1240

文献購入ページに移動
構音障害とは
 構音障害という術語はまぎらわしいものである.articulation disordersとも考えられるし,dysarthriaとも考えられる.医学方面ではdysarthriaのことを指す場合が多いようである.
 articulation disordersはdysarthriaを含む上位概念で,原因が何であろうとも,構音に誤りがあるすべての症状を指す.たとえば,地方で育って方言を持った人が東京に来れば,時にarticulation disordersといわれうる。これに反して,dysarthriaは構音器官といわれている口唇,舌,軟口蓋,咽頭,喉頭などの諸筋の障害,これらを支配する神経の障害,およびこれらの神経のさらに中枢部にある神経の障害によって生ずる共同運動障害などに起因するarticulation disordersを指す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら