文献詳細
文献概要
特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VII.神経糸 5.神経検査のポイント
徒手筋力テスト
著者: 服部一郎1
所属機関: 1長尾病院
ページ範囲:P.1246 - P.1248
文献購入ページに移動この徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing,略号MMT)には二つの目的がある.一つは外傷その他の場合,どの神経が,どの筋がやられているか正確に知る診断テクニックとして,またdystrophia musculorum progressiva, Landry麻痺など下位ニューロン障害の時,神経学的所見の一つとして麻痺筋の分布,程度,時間的経過(つまり悪化や回復)を正確に観察記録するためである、もう一つは本来の目的であるmedical rehabilitationにおける障害の評価evaluation,再評価reevaluationの一方法としてである.
掲載誌情報