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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻7号

1972年07月発行

特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

VIII.アレルギー・膠原病 3.膠原病の臨床検査

RA-テスト,ローズ反応

著者: 佐々木智也1

所属機関: 1東大物療内科

ページ範囲:P.1313 - P.1315

文献概要

はじめに
 RA-テストあるいはローズ反応で代表されるリウマトイド因子(rheumatoid factors)検出の手技が慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritisリウマチ様関節炎ともいう)の診断に利用される血清反応であることは説明の必要があるまい.リウマトイド因子の検出は,市販の試薬を利用すると,定性的ではあっても比較的容易に実施しうるので,広く行なわれている.明らかな目的をもって広く行なわれているこれらの反応も,慢性の経過をとる関節型のリウマチであるにもかかわらずつねに陰性にとどまっているとか,慢性関節リウマチらしくない患者血清にも陽性に出るとか指摘されることがある.すなわち,その陽性率,特異性についての問題と,慢性関節リウマチの定義にも関連した問題がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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