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特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IX.腎・泌尿器系 4.尿路結石の診かた
尿石症と副甲状腺機能亢進症
著者: 園田孝夫1
所属機関: 1阪大泌尿器科
ページ範囲:P.1353 - P.1355
文献購入ページに移動 近年,尿石症はわが国においても増加の一途をたどる傾向にあり,日常臨床医家にとって,尿石症に接する機会が非常に多くなってきた.しかし,尿石症の発生原因については,まだほとんどわかっていないのが現状であって,われわれが取り扱う尿石症患者についてみても,その原因の明らかなものは全体の40%以下にすぎない.また,原発性副甲状腺機能亢進症そのものの発見頻度も,最近に至って急速に高くなり,1970年末までの調査によれば本邦に202例を数えることができ,しかもその大部分が最近10年以内に発見されたものである1).
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