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特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XVI.婦人科 4.注目すべき症状
若い婦人の貧血
著者: 河北靖夫1
所属機関: 1熊大内科
ページ範囲:P.1510 - P.1512
文献購入ページに移動婦人は月経,妊娠,分娩,授乳などによって,鉄を失うことが多いので,男性に比べて一般に鉄欠乏をきたしやすい.ことに若い婦人には、古くから思春期女子の萎黄病Chlorosisとして注目されているものを含めて,本態性低色素性貧血とよばれる鉄欠乏性貧血がよくみられる(図).また本貧血に比べると,はるかに少ないが,妊娠性巨赤芽球性貧血も,その発生頻度をみると,若い婦人に多い(表).
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