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特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XVII.一般症状 1.発熱よりなにを考えるか
高熱が持続するとき
著者: 長谷川弥人1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.1520 - P.1523
文献購入ページに移動診断のつかないとき
高熱が持続している患者を診て,診断がつかないとき,その理由は,1)診察が粗漏である.これには,既往歴,現病歴のとりかたも当然含まれる.つぎには2)必要な検査をやっていない.3)あるいは症状ないしは検査成績の判断が適正でない.つぎの理由は4)診断根拠を攪乱する不当な医療をやっている.すなわち下熱剤,抗生剤ならびに副腎皮質ステロイドホルモン(副ス)を濫投している.したがって高熱患者を診たとき,診断確定まで,このような薬剤の投与は絶対避くべきであるし,また投与中であったら即時中止すべきである.(ただし副スは漸減しないと危険を伴うことがある.)
高熱が持続している患者を診て,診断がつかないとき,その理由は,1)診察が粗漏である.これには,既往歴,現病歴のとりかたも当然含まれる.つぎには2)必要な検査をやっていない.3)あるいは症状ないしは検査成績の判断が適正でない.つぎの理由は4)診断根拠を攪乱する不当な医療をやっている.すなわち下熱剤,抗生剤ならびに副腎皮質ステロイドホルモン(副ス)を濫投している.したがって高熱患者を診たとき,診断確定まで,このような薬剤の投与は絶対避くべきであるし,また投与中であったら即時中止すべきである.(ただし副スは漸減しないと危険を伴うことがある.)
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