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治療のポイント
新しい抗白血病剤の使い方—多剤併用間歇療法
著者: 天木一太1
所属機関: 1日大・第1内科
ページ範囲:P.1597 - P.1602
文献購入ページに移動慢性白血病と急性白血病とでは,白血病治療に対する考え方,治療の方法が根本的に違っている.
慢性白血病では,正常の血球に近い白血病細胞が増加する.この細胞は著しく増加しても,それほど正常の血球の増殖を抑圧しないので,治療は増加している白血病細胞を,なるべく少量の薬剤を使用して,なるべく緩徐に,正常近くまで低下させてやればよい.これは危険がないので,外来でも可能である.
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