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文献詳細

雑誌文献

medicina9巻8号

1972年07月発行

新しい検査技術

白血球のアルカリフォスファターゼ染色

著者: 柴田昭1

所属機関: 1秋田大・第1内科

ページ範囲:P.1632 - P.1634

文献概要

はじめに
 ここでいう白血球アルカリフォスファターゼとは白血球内に存在するアルカリ域に至適pHを持つ非特異的phosphomonoesteraseを指している.その意味で血清中のアルカリフォスファターゼと同じであるが,しかし両者の間に相関関係はない.
 白血球内の本酵素の証明法には生化学的方法と組織化学的な方法の2つがあるが,日常の臨床上にはその簡便さからもっぱら後者が愛用されている.本酵素は今日ではペルオキシダーゼと共に日常の血液検査に欠くことのできないものの一つとなった.以下にその方法と臨床上の意義について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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