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研究
Pallido-subthalamic fiberの機能
著者: 坪川孝志1 森安信雄1
所属機関: 1日本大学脳神経外科 2
ページ範囲:P.225 - P.233
文献購入ページに移動Subthalamic nucleusより淡蒼球への線維は淡蒼球の内側部に終わり(Whittierら32), Carpenterら3,5,6)),一方淡蒼球よりSubthalamic nucleusにいたる線維は,Ransonら19)の研究により,淡蒼球外側部を起始核としていることが明らかとなった.最近にいたりNautaらJohnsonら13), Carpenterら6)は淡蒼球外側部より出た線維がSubthalamic nucleusにいたる経路はansa lenticularisやlenticular fasciculusなどと,走行を別にしていることも明らかにした.ところが,錐体外路系の主要経路ともいえるこのPallido-Subthalamic fiberの機能は明確でなく,多くの問題を残している.
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